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© Wolfgang Tillmans, courtesy Maureen Paley, London; Galerie Buchholz, Berlin/Cologne; David Zwirner, New York/Hong Kong
ヴォルフガング・ティルマンス《ザ・コック(キス)》2002年
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© Julian Opie
ジュリアン・オピー《ゲイリー、ポップスター》1998-99年
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Photographed by Prudence Cuming Associates © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS & JASPAR 2025 G3977
ダミアン・ハースト《後天的な回避不能》1991年
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Photo Tate © Lubaina Himid. Courtesy Hollybush Gardens and Greene Naftali
ルベイナ・ヒミド《二人の間で私の心はバランスをとる》1991年
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Photo Tate © Tate © Jeremy Deller
ジェレミー・デラー《世界の歴史》1997-2004年
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Photo Tate © The estate of Derek Jarman. Courtesy of The Keith Collins Will Trust
デレク・ジャーマン《運動失調―エイズは楽しい》1993年
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© Sarah Lucas. Courtesy Sadie Coles HQ, London
サラ・ルーカス《煙草のおっぱい(理想化された喫煙者の椅子Ⅱ)》1999年
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© Michael Craig-Martin. Courtesy the artist and Gagosian
マイケル・クレイグ=マーティン《知ること》1996年
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© Steve McQueen. Courtesy the artist and of Thomas Dane Gallery, London
スティーヴ・マックイーン《熊》1993年
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© Gillian Wearing, courtesy Maureen Paley, London; Regen Projects, Los Angeles and Tanya Bonakdar, New York
ジリアン・ウェアリング《ダンシング・イン・ペッカム》1994年
本展は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てる企画です。サッチャー政権時代(1979-90年)を経験して失業率が悪化するなど緊張感漂う英国社会では、既存の美術の枠組みを問い、作品の制作や発表において実験的な試みをする作家たちが数多く登場しました。
当時「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たち、そして、彼らと同時代のアーティストたちは、大衆文化、個人的な物語や社会構造の変化などをテーマとし、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いて独創的な作品を発表してきました。
約60名の作家によるおおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を検証します。
news
ニュース
young British artists
What is YBA ?
ダミアン・ハースト《後天的な回避不能》1991年
Photographed by Prudence Cuming Associates © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS & JASPAR 2025 G3977
1988年7月、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで学んでいたダミアン・ハーストは、ロンドン東部の倉庫街で学生や卒業生の作品を発表する展覧会「フリーズ」展を企画しました。ハーストや同世代の作家たちは、全く新しい視点で素材を選び、制作し、発表の機会を積極的に開拓していったのです。
1992年に『アート・フォーラム』誌上で美術史家のマイケル・コリスは彼らを「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼び、サーチ・ギャラリーで開催された同名の展覧会によりYBAという言葉は一般に広がっていきました。YBAの作家たちの自由な活動によって、90年代の英国のアートシーンは世界的な注目を集めるようになったのです。
highlights
本展のみどころ
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1
英国美術の世界的中心地・テート発の“UK90's”展
─ テート美術館が自ら編んだ、YBAと90年代英国アートの決定版。
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2
伝説のスターアーティストの競演
ダミアン・ハースト、トレーシー・エミン、ヴォルフガング・ティルマンス、ジュリアン・オピー、ルベイナ・ヒミド、スティーヴ・マックイーンなど
─ 世界のアート史に名を刻むアーティストの作品が集結。 -
3
音楽×サブカル×ファッションの熱狂と呼応するアート
UKカルチャーが溢れた黄金期の息吹。
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フランシス・ベーコン《1944年のトリプティク(三幅対)の第2ヴァージョン》1988年
Photo Tate © The Estate of Francis Bacon. All rights reserved. DACS & JASPAR 2025 G3977
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ギルバート&ジョージ《裸の目》1994年
Photo Tate © Gilbert & George
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トレイシー・エミン《モニュメント・バレー(壮大なスケール)》1995-97年
Photo Tate © Tracey Emin
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コーネリア・パーカー《コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ》1991年
Photo Tate © Cornelia Parker. Courtesy Frith Street Gallery
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ヴォルフガング・ティルマンス《座るケイト》1996年
© Wolfgang Tillmans, courtesy Maureen Paley, London; Galerie Buchholz, Berlin/Cologne; David Zwirner, New York/Hong Kong
ナビゲーター
本展アンバサダーを務めるのは、細野晴臣と齋藤飛鳥。
音声ガイドをはじめ、様々な形で本展の見どころや世界観をナビゲートします。
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細野晴臣
ロンドンでは、ニューウェーブからニューロマンティックの頃など、本当に楽しい時間を過ごしましたが、80年代の終わりに行ったときには、街の空気も人々の様子もすっかり変わっていて、時代がガラッと変わったと感じました。
フランシス・ベーコンの、不気味さを含んだ絵が好きで、彼のアトリエを再現した展示を見たことも覚えています。
最近ロンドンを訪れた際にもテートに足を運びましたが、あの節目の時代から90年代、そして今へと続くイギリスのアートがどんな姿を見せてくれるのか、この展覧会であらためて感じられるのを楽しみにしています。 -

齋藤飛鳥
アートとひとことで言っても、どこからどこまでがアートなのか、正直よくわからなくて、なんとなく敷居が高い気がして少し気おくれしていました。
そんな私に衝撃を与えたのが、ロンドンで訪れたテート・モダンでした。初めて足を踏み入れたとき、作品の意味や背景はわからないのに、なぜか強く惹かれたのを覚えています。
今回、そのテート美術館からこれほど多くの作品が日本にやってくることに、胸が躍る思いです。私にとってイギリスは、伝統を尊重しながら新しい文化を受け入れてきた歴史が魅力的で、知的なユーモアや湿ったメロディが美しい音楽、クラシックでありながらモダンでリラックス感のあるファッション、どれもが魅力的に映ります。
もしそれらすべてを包み込んで『アート』と呼べるなら、アートは日常にあり、敷居なんて本当はなかったのだと感じます。この感覚に決着をつけるためにも、この展覧会を見届けられることを心から嬉しく思います。どんな展覧会になるのか、とても楽しみです。
artists list
アーティスト
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SARAH AINSLIE
サラ・エインズリー
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FRANCIS BACON
フランシス・ベーコン
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RICHARD BILLINGHAM
リチャード・ビリンガム
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SUTAPA BISWAS
スタパ・ビズワス
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BLACK AUDIO FILM COLLECTIVE
ブラック・オーディオ・フィルム・コレクティブ
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HENRY BOND
ヘンリー・ボンド
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CHRISTINE BORLAND
クリスティン・ボーランド
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ANGELA BULLOCH
アンジェラ・ブロック
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HELEN CHADWICK
ヘレン・チャドウィック
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DINOS CHAPMAN
ディノス・チャップマン
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JAKE CHAPMAN
ジェイク・チャップマン
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MAT COLLISHAW
マット・コリショウ
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KEITH COVENTRY
キース・コヴェントリー
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MICHAEL CRAIG-MARTIN
マイケル・クレイグ=マーティン
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MARTIN CREED
マーティン・クリード
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JEREMY DELLER
ジェレミー・デラー
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CATHY DE MONCHAUX
キャシー・ド・モンショー
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TRACEY EMIN
トレイシー・エミン
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CEAL FLOYER
シール・フロイヤー
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MARK FRANCIS
マーク・フランシス
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ANYA GALLACCIO
アニャ・ガラッチオ
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GILBERT & GEORGE
ギルバート & ジョージ
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LIAM GILLICK
リアム・ギリック
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DOUGLAS GORDON
ダグラス・ゴードン
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LUCY GUNNING
ルーシー・ガニング
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RICHARD HAMILTON
リチャード・ハミルトン
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MONA HATOUM
モナ・ハトゥム
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LUBAINA HIMID
ルベイナ・ヒミド
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DAMIEN HIRST
ダミアン・ハースト
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DEREK JARMAN
デレク・ジャーマン
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SARAH JONES
サラ・ジョーンズ
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ANISH KAPOOR
アニッシュ・カプーア
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JIM LAMBIE
ジム・ランビー
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MICHAEL LANDY
マイケル・ランディ
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MARK LECKEY
マーク・レッキー
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SARAH LUCAS
サラ・ルーカス
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STEVE MCQUEEN
スティーヴ・マックイーン
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LISA MILROY
リサ・ミルロイ
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SEAMUS NICOLSON
シーマス・ニコルソン
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CHRIS OFILI
クリス・オフィリ
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JULIAN OPIE
ジュリアン・オピー
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CORNELIA PARKER
コーネリア・パーカー
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SIMON PATTERSON
サイモン・パターソン
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GRAYSON PERRY
グレイソン・ペリー
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STEVEN PIPPIN
スティーヴン・ピピン
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MARC QUINN
マーク・クイン
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JULIE ROBERTS
ジュリー・ロバーツ
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DAVID ROBILLIARD
デイヴィッド・ロビリヤード
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JOHNNIE SHAND KYDD
ジョニー・シャンド・キッド
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DAVID SHRIGLEY
デイヴィッド・シュリグリー
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GEORGINA STARR
ジョージナ・スター
-
WOLFGANG TILLMANS
ヴォルフガング・ティルマンス
-
GAVIN TURK
ギャヴィン・ターク
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MARK WALLINGER
マーク・ウォリンジャー
-
GILLIAN WEARING
ジリアン・ウェアリング
-
RACHEL WHITEREAD
レイチェル・ホワイトリード
-
ELIZABETH WRIGHT
エリザベス・ライト
tickets
チケット
前売券
-
YBA & BEYONDトートバッグ付前売券
※河村康輔デザイン4,870円(税込)
-
一般
2,100円(税込)
-
大学生
1,300円(税込)
-
高校生
700円(税込)
-
中学生以下
無料
当日券
-
一般
2,300円(税込)
-
大学生
1,500円(税込)
-
高校生
900円(税込)
-
中学生以下
無料
YBA & BEYOND
トートバッグ付前売券
河村康輔がデザインしたラインナップ・ビジュアルが反映された〈YBA & BEYOND トートバッグ〉付き展覧会前売券。
販売期間:2025年12月4日(木)~2026年2月9日(月)
本券1枚につき【グッズ引換券】が1枚付きます。
商品の引き渡しは会場のみとなります。配送サービスは行っておりませんので、ご了承の上ご購入ください。
- サイズ:
- (本体)
約W440×H400×D130mm
(ショルダー)
約30mm幅×全長1180mm(調節可能) - 素材:
- コットン
- ポケット:
- 内側1ケ所
- 生産国:
- 中国
- お申込みはお一人様1回のみとなります。
- 本券の変更・払戻・再発行・転売不可となります。
- 予定数に達し次第、販売終了。
- 予定数に達した場合、会場での販売はございません。
- 不良品以外の理由による「特典グッズ」の交換はいたしません。
- 期間中有効券の為、開催日時をご確認の上ご購入ください。
- 会場への電話でのお問合せはご遠慮ください。
- 中学生以下は入場無料。
- 障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。
- 3月25日(水)~3月27日(金)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
- 会期中に国立新美術館で開催中の他の企画展および公募展のチケット、またはサントリー美術館および森美術館(あとろ割対象)で開催中の展覧会チケット(半券可)を国立新美術館チケット売場で提示された方は、本展覧会チケットを100円割引でご購入いただけます。
- 国立新美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生・教職員は本展覧会を学生1,300円、教職員2,100円でご覧いただけます。国立新美術館チケット売場でお求めください。
- 国立新美術館チケット売場でのチケット購入には次のクレジットカードと電子マネー等がご利用いただけます。
クレジットカード:MasterCard、VISA、JCB、AMEX、Diners Club、DISCOVER、銀聯、QUICPay
電子マネー:交通系IC、楽天Edy、WAON、nanaco、iD
QR決済:auPay、BankPay、AliPay、WeChat Pay、PayPay、d払い、ゆうちょPay
(東京展限定イベント)
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オープニング キュレーターズ・トーク
「テート美術館ーYBA &BEYOND」展の開幕を記念し、キュレーターによるトークイベントを開催します。登壇するのは、本展の共同キュレーターであるテート美術館のグレゴール・ミューアとヘレン・リトル。
展覧会の見どころや出品作品を紹介するとともに、当時の社会・文化的背景やアーティストたちが直面した社会的課題について、多角的な視点から英国90年代のアートシーンを検証します。- 日時
- 2026年2月11日(水・祝) 14:00~15:30(13:30開場)
- 会場
- 国立新美術館3階講堂
- 登壇者
- グレゴール・ミューア(テート美術館 コレクション部門ディレクター)
ヘレン・リトル(テート美術館 英国美術部門キュレーター) - モデレーター
- 山田 由佳子 ー 国立新美術館 主任研究員
- 定員
- 240名
- 参加方法
- 先着順。ただし、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。
当日13:30より3階講堂入口にて受付を開始します。 - 参加費
- 無料
-
アフターシックス・プログラム 国立新美術館の研究員によるガイドツアー
展覧会をより楽しんでいただけるよう、担当研究員が参加作家の紹介や展示作品に関する説明を交えながら展覧会をご案内します。
- 日時
- 2026年2月20日(金)、3月6日(金)、3月27日(金)、4月10日(金)、4月24日(金)
各回18:30~19:15 - 会場
- 国立新美術館 企画展示室2E
- 定員
- 各回15名
- 参加方法
- 先着順。ただし、当日有効の本展の観覧券の提示が必要です。
言語は日本語のみになります。
当日18:00より展示室(2E)入口にて受付を開始します。 - 参加費
- 無料
infomation
開催概要
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会期
2026年2月11日(水・祝)~2026年5月11日(月)
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開館時間
10:00-18:00
- 会期中の毎週金・土曜日は20:00まで。
- 入場は閉館の30分前まで。
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休館日
毎週火曜日
- 5月5日(火・祝)は開館
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会場
国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
-
主催
国立新美術館、テート美術館、ソニー・ミュージックエンタテインメント、朝日新聞社
-
協力
日本航空、ヤマト運輸
-
後援
ブリティッシュ・カウンシル、J-WAVE
-
お問い合わせ
050-5541-8600(ハローダイヤル)
-
アクセス
電車でお越しの方
- 東京メトロ千代田線乃木坂駅青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
- 東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩約5分
- 都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分
バスでお越しの方
-
都営バス
- 六本木駅前下車 徒歩約7分
- 青山斎場下車 徒歩約5分
-
港区コミュニティバス「ちぃばす」
- 赤坂循環ルート六本木七丁目下車徒歩約4分
-
アクセス
電車でお越しの方
- 東京メトロ千代田線乃木坂駅青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
- 東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩約5分
- 都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分
バスでお越しの方
-
都営バス
- 六本木駅前下車 徒歩約7分
- 青山斎場下車 徒歩約5分
-
港区コミュニティバス「ちぃばす」
- 赤坂循環ルート六本木七丁目下車徒歩約4分
-
会期
2026年6月3日(水)~2026年9月6日(日)
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開館時間
10:00-18:00
-
休館日
月曜日
- 月曜日が祝・休日の場合は開館
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会場
京都市京セラ美術館
〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
-
主催
テート美術館、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ABCテレビ、キョードーエンタテインメント、京都新聞、FM802/FM COCOLO、京都市
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協力
日本航空、ヤマト運輸
-
後援
ブリティッシュ・カウンシル
-
アクセス
電車でお越しの方
- 地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約8分
- 京阪「三条駅」・地下鉄東西線「三条京阪駅」より徒歩約16分
- 滋賀方面からお越しの方は、京阪・JR・地下鉄東西線「山科駅」から地下鉄東西線「東山駅」へのお越しが便利です。
バスでお越しの方
-
JR・近鉄・地下鉄「京都駅」から
- A1のりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ - D2のりば
86系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
- A1のりば
-
阪急「京都河原町駅」から
- Eのりば
46系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ - Hのりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
- Eのりば
-
京阪「三条駅」から
- Dのりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
- Dのりば
-
アクセス
電車でお越しの方
- 地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約8分
- 京阪「三条駅」・地下鉄東西線「三条京阪駅」より徒歩約16分
- 滋賀方面からお越しの方は、京阪・JR・地下鉄東西線「山科駅」から地下鉄東西線「東山駅」へのお越しが便利です。
バスでお越しの方
-
JR・近鉄・地下鉄「京都駅」から
- A1のりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ - D2のりば
86系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
- A1のりば
-
阪急「京都河原町駅」から
- Eのりば
46系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ - Hのりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
- Eのりば
-
京阪「三条駅」から
- Dのりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
- Dのりば